2017年6月27日火曜日

シェフ115号発売!!




『シェフ115号』 夏号完成しました!
今回、私が取材を担当したのは巻頭特集「ランチでどこまで魅せられるか?」の
ロテスリーレカン、グリグリ、ル・ニコ・ア・オーミナミ、ル ボークープと、
「独立開店物語」のプレニチュード、「料理の動線」のレストラン ローブ、
「新世代のシェフによる明日のスペシャリテ」のリベルテ・ア・ターブル・ド・タケダ、
「バーミキュラ」のクローニーです。
他にラ・ジュネス代官山、ラ・ブランシュ、アルゴ、エスピス、セリエ・デ・ディーム、
オルタナティブ、レストラン・パッション、クラスカ レストラン キオク、ビストロ・ル・マン、プリュンヌ、ロクロナン、アジル ジョーヌ・テラス、ラ・トラース、セル トウキョウ、
ランベリー ナオト・キシモト、フロリレージュ、銀座レカン、アンドセジュール、クラフタル、Coulis、ビストロ・ヤナギハラ、エヴ?、ルメルシマン・オカモト、イ・ヴェンティチェッリ、カ・セント、リュー ド パッシーも掲載しています。
よろしくお願いします。

2017年3月13日月曜日

シェフ114号発売!!


まいど宣伝でございます。
『シェフ114号』 春号、本日完成です!
書店売りは3月25日です。
今回は久しぶりに私も現場取材に出ておりまして
巻頭特集「美味の技」のレストランFEU、レストランコバヤシ、モノリス、アムール、地方シリーズのロティスリー ユイット レストロリン、バーミキュラでル・スプートニクを担当しております。 
他に、レストラン タテル ヨシノ 銀座、フレンチレストラン アッシュ(神戸北野ホテル)、アジル、フルヤ オー・ガストロノム、マダム・トキ、ラ クレリエール、AIC秋津洲京都、ライラ、Nabeno-Ism、ラ・ロシェル山王、ビストロ・シンバ、ブラッスリー・ハルナ、三軒茶屋一丁目食堂、レコンフォルテ、マノワール・ディノ、ビストログルトン、エラン ミヤモト、プティ・バトー、ビストロリゴレ、ボン・ピナール、リストランテセンソを掲載しています。

よろしくお願いいたします。

2016年12月28日水曜日

シェフ113号発売!!


まいど宣伝でございます
『シェフ113号』 冬号、すでに販売スタートしております。 
巻頭特集は「極意は旨さ」で、オー・ギャマン・ド・トキオ、

レストラン・ランス・YANAGIDATE、サローネ2007を掲載。
「料理の動線」Nabeno-Ism、「プロのためのマルシェ」ジビエなども
おすすめのページです。
他に、ラ・ロシェル山王、オーベルジュ オー・ミラドー、ラチュレ、
仏蘭西料理 名古屋、アプティ、ブラッスリー ギョラン 、ロ ア ラ ブッシュ、
銀座シェ・トモ、山地陽介、Q.E.D.CLUB、オー グルマン、レストランオザミ、
ラペ、メゾン・ド・タカ 芦屋、メゾン ミッシェル、レストラン シャルム、
ボン・グゥ 神楽坂、ビストロ ヤナギハラ、ア タ ゴール、ラ・ボンヌ・ターブル、
レストランユニック、オストゥ、ラ・ベットラ・ダ・オチアイ等の皆様に
お世話になりました。
よろしくお願いします。




2016年12月9日金曜日

チーズレシピ本発売!!



まいど、宣伝でございます。
このたび、世界文化社より発売の
『スブリデオ レストラーレに習う 酪農ビストロのとろけるチーズレシピ』
こちらの本の編集&スタイリングを担当しました。
料理制作は恵比寿のチーズ料理専門店スブリデオ レストラーレの吉田健志氏、
コラムページ担当は料理研究家の小笠原由貴さんです。

真夏の炎天下、お店の定休日の毎週日曜に通って撮影をしておりました。
吉田シェフはその頃、足首あたりの骨を折ってしまうという
アクシデントに見舞われるも、
ギプスの固定で一応は立ったり歩いたりできるため、
ある意味、腕じゃなくてよかったですよね〜と、
10時間ぶっ通しで料理&撮影させる血も涙もない鬼編集者。

9月に入ると、本の編集をしながら自宅で試作。
チーズはビタミンCと食物繊維以外は完全栄養食と言われるだけあって
天気高く我肥ゆる秋に。
体張っているのは、シェフだけではありませぬ。

が、無茶なマネせず節度ある食べ方であればご心配無用ですので、
ぜひ、この冬は、この本でチーズ料理にトライしてみてはいかがでしょう?


なんかヤフーニュースにも出ていたみたい。

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20161203-00013239-davinci-life






2016年9月19日月曜日

親子でアウトドア発売!!

またまた宣伝です。

先日、発売になった、エイ出版社の別冊ランドネ『親子でアウトドア!』、
こちらで6ページ、レシピページの編集を担当しました。


https://www.ei-publishing.co.jp/magazines/detail/randonnee-b-405286/






ワンバーナーでアウトドア料理をテーマに、
ペルー料理店「荒井商店」の荒井隆宏シェフに全12品作っていただきました。
ラテン系料理からスイートなドリンクまで、
誰でも簡単にできるようレシピが工夫されているので、
普段のごはんにも十分生かせること間違いなし、なのであります。
親子じゃなくても、孤独なあなたにも私にもね。




2016年9月14日水曜日

シェフ112号発売!!

あーいかんいかん、ずっとブログをさぼっている。
すみませんでした(誰に謝っているのだろうか?)

とり急ぎ、宣伝です。






『シェフ112号』 秋号、本日完成です!
書店売りは9月25日です。
巻頭特集は「定番からの進化 仔羊料理」で、
リアン、コントワール ミサゴ、ル・ヴァンキャトル、シェ・イノを掲載。
他に、シンシア、アベス、ラトリエ・ムッシュー、ラ・メゾン・クルティーヌ、ラ・ロシェル山王、ギンザ カンセイ、コシモ・プリュス、プレヴナンス、アーティショー、TERAKOYA、クラフタル、アビス、ル モンド グルマン、イシハラ、ディアログ、kiki、アンダーズ 東京、パレスホテル大宮、ピルエット、アデニア、メゾン エメ・ヴィベール、レストラン リューズ、モルソー、レストラン・タニ、クゥ・ド・コション、トム クリオーザ等の皆様にお世話になりました。


2016年5月29日日曜日

映画三昧

この頃、ヒマになった私は、3週間で6本の映画を観てきた。

映画館によってはすでに上映が終わっているもの、
試写会につき上映はまだこれからのものなど混ざっている。
各サイトでの予告動画を観ればおおよその内容はつかめるのと、
それ以上のネタバレになるといけないのでいずれも詳細を話すことは避ける。



「ノーマ、世界を変える料理」  http://www.noma-movie.com






「2ツ星の料理人」  http://futatsuboshi-chef.jp


  


この2つは仕事に関わりがある料理系映画。
「ノーマ」はドキュメントであり、
「二ツ星」ではセリフなしの脇役の料理人は本職だそうで、
どちらも厨房の臨場感が味わえる。

が、二ツ星の場合、シェフの破天荒さは描けていても、
彼がどれほどの才能のある料理人であるか、という点が薄いのが残念だ。
エスニックな店を食べ歩いて研究したり、市場に通ったりといったシーンはあるのだが、
彼自身の料理の発想や優れた味覚などは描けていない。
最先端の料理テク(といってもまったく新しくもない真空調理も含まれるのだが)を
鼻で笑うならば、
クラシックなテクでいかにすごい料理を作る人なのかを見せて欲しかった。
料理を描く。それは本当に難しいことなんだな、と思う。

ノーマは、移民である主人公が、素材に乏しい土地で、いかに料理を創り、
自身のアイデンティティーを確立するか、という点がおもしろい。
しかし、そこに「世界のベストレストラン」での首位争いを絡め、
映画の宣伝などでもそこが強調されるのが、私としてはつまらない。
ノーマに限らないが、シェフたちはそうした批評なんぞ気にしない、
ミーハーな客たちなんぞクソ喰らえだなどと言う一方、
それらなしでは世界的に有名になることや高級店を維持することは難しい。
実際には気にせずには生きていけないという矛盾を抱えることになる。
そのことも描いているという見方もできなくはないかもしれないけれど、
矛盾にさいなまれているという表現にはなっていない。





「孤独のススメ」  http://kodokunosusume.com


    


「オマールの壁」 http://www.uplink.co.jp/omar/




この2つはまったく世界観の異なる映画であるが、
私にとっては、ある種の共通項を感じ、とても胸に響いた。
それは「人は自分の思い込みや枠組みで何かをとらえ、
それを信じ、執着する力は非常に強く、なかなか抗えない(あるいは気づいていない)。
結果、人との関係に誤解や軋轢が生じ、孤独を深めていく」ということだ。
「孤独」の場合は、そのしがらみから解放されていく様子が描かれ、
「オマール」の場合は最後まで悲劇となっている。

「孤独」は、予告動画ではコミカルでユーモラスな映画をイメージさせるが、
そして、実際にも確かにそういった要素はあるのだが、
私は映画の後半になると、まるで予期せず鼻血がたらーっと出るような感じで
涙が流れ落ちた。
これはいったいどういう意味の涙なのだろうか。
悲しいとかせつないというのとも違う。
自分もしがらみや偏見にとらわれている、という気づき、
もっと自由になればええじゃないか、という開放感のような。

「オマール」はパレスチナ問題を扱っているが、
政治的な社会映画というよりも、普遍的な人間のドラマと感じた。
主人公は幾度もの拷問に耐え抜くが、その動機や、
信頼するものの根拠自体は脆弱である。
それに気づいた本人が言う「信じられないことを信じていた」。
本当に考えさせられる映画だ。

2本とも、いずれもう1回観たい。



「ハロルドが笑うその日まで」  http://harold.jp







「海酒」 http://shortshorts.org/2016/program/aj-2/





「ハロルド」は、かなり期待して観に行ったのだが、
予告動画以上のものが得られず、残念。
もっと笑いをちりばめて欲しかったなあ。

「海酒」はメディア試写会で観てきた。
15分のショートムービーで、主演は又吉直樹氏とミッキー・カーチス氏。
海酒という酒を出すバーが主な舞台。
なんとも不思議な映画だったが、それより何より私が感じたのは、
「隔世の感」ってヤツである。
試写会に同席した、原作の小説家 田丸雅智氏や監督の吉岡健氏はどちらも1987年生まれ。
例えば、原作を書く際、
「僕はその時まだ学生で、バーというのものに行ったことがなかったのでネットで調べた」と言う。
メニューは出るのか、バーテンダー?マスター? 何と呼ぶか、
その前に、まず主題となる海に対してかけ合わせるモチーフとなる言葉も
ネットで探したと。

はぁーーー。そうか。そうなんだ。そういう時代なんですね、本当に。
これから、私は誰に向かって何を表現していけばいいだろうかなあ。

試写会の帰り際、
「扇風機が回っている部屋で、しかし主人公はハイソックスを履いていたり、
  風が吹いている浜辺でウチワを扇いでいたりするのが何だか不思議でした」
と感想を監督に直接伝えたら
「あっ、そこんとこ気づいてくれました? うれしいなあ」と言われた。
隔世の感、少し縮まったか。


ちなみに、この映画は、
来月行われる「ショートショートフィルムフェスティバル」で上映される映画の1本。
世界各国より集められた最新ショートムービーが
いくつかの会場で日替わりで1部門につき数本立てで無料上映される。

 http://shortshorts.org/2016/

早速、4部門の予約を入れた。
なので、来月もまた映画三昧になりそうだ。